第 6 章 ― ただ生きるのではなく、よく生きる
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そして、WellGrowへ
ここまで、思想ページを通して、長い旅をしてきた。
私たちはどこにいるのか(第1章)。よく生きるとは何か(第2章)。意識の構造(第3章)。意識を使う技術(第4章)。主体的に意思をもって、創造的に生きる(第5章)。そして、よく生きるという呼びかけ(第6章)。
思想ページの最後の節で、もうひとつ大きな視点から、すべてを締めくくりたい。
視点を、宇宙のスケールに広げてみる
ここで、視点を、思いきり広げてみたい。
宇宙のスケールに、視点を置いてみる。
138億年前、宇宙が始まった。ビッグバンと呼ばれる、その瞬間から、すべてが始まった。
宇宙の大部分は、いまも、岩石と気体と真空でできている。広大な空間の、ほとんどは、無機質なものでできている。
その中で、星が生まれ、銀河が生まれ、長い時間をかけて、ひとつの惑星に、生命が生まれた。
そして、さらに長い時間の中で、その生命の中に、意識を持つ存在が現れた。
これが、人間である。
私たちが、いま、こうして思考し、自分を自覚し、世界を見ているということ。それは、宇宙の138億年の歴史の中で、ようやく立ち上がってきた、ひとつの現象である。
意識を持つ存在が現れたことは、宇宙にとって、希少で貴重な出来事
宇宙の大部分は、いまも、岩と気体と真空のままである。
その広大な無機質さの中で、自分の存在を自覚し、世界に意味を見出し、未来を構想する存在が、現れた。
これは、宇宙の歴史の中で、極めて稀な現象である。
私たちが知る限り、この宇宙の中で、こうした「意識を持つ存在」がはっきりと確認されているのは、地球上の人間だけである。
138億年という途方もない時間の中で、無限に近い空間の中で、ようやく、この一点に、意識という現象が立ち上がった。
これは、本当に、希少で貴重な出来事である。
人間の意識は、個人のためだけでなく、宇宙にとっても、貴重なものなのである。
だからこそ、人間の意識は、大事にされるべきもの
ここから、ひとつの大事なメッセージが、立ち上がってくる。
人間の意識は、大事にされるべきものである。
自分の意識を扱えるようになること。自分の意思を持って、生きること。自分の人生を、自分の手で作っていくこと。
これらは、個人にとっての価値、というだけにとどまらない。宇宙にとっても、貴重な営みである。
ひとりひとりが、自分の意識を深めていくこと ― それは、宇宙の中の「意識という現象」を、豊かにしていくこと、でもある。
私たちひとりひとりは、宇宙の中で、意識という稀な現象を担っている存在である。だから、自分の意識を粗末に扱うのは、宇宙にとっての損失でもある。逆に、自分の意識を丁寧に深めていくことは、宇宙の中の意識を、豊かにする貢献である。
このスケールで、自分の人生を捉え直してみる。すると、毎日のひとつひとつの選択や、向き合い方の意味が、少し違って見えてくる。
WellGrowが向き合うのは、ひとりひとりの内側
では、WellGrowは、この「意識という現象」に、どう関わろうとしているのか。
WellGrowが向き合うのは、外側ではなく、内側である。
ひとりひとりの内側にある意識を、もっと深く、もっと豊かに、扱えるようにしていく。
意識の量を増やすのではなく、ひとりひとりの意識の質を、育てていく。
これも、宇宙の中の「意識という現象」を、豊かにしていく営みのひとつである。
宇宙の中で稀に立ち上がったこの「意識」を、どう大事にしていくか。どう、未来へと繋いでいくか。
WellGrowは、その問いに対して、「ひとりひとりの内側を深める」というアプローチで、応えていきたい。
個人の意識が深まることは、世界全体に広がっていく
ここで、もうひとつ大事な視点を書いておきたい。
個人の意識が深まることは、世界全体に広がっていく。
ひとりが、自分の意識を扱えるようになる。すると、その人の周りの人にも、影響が及ぶ。周りの人もまた、自分の意識を扱おうとし始める。
こうして、ひとりひとりの内面の変化が、ゆっくりと、世界に広がっていく。
歴史を振り返ると、大きな変化は、いつも、ひとりひとりの内面の変化から始まっている。
社会の構造を変えた運動も、文化を変えた思想も、技術を変えたイノベーションも ― すべて、ひとりの内面に、新しい何かが立ち上がるところから始まっている。そのひとりの中に立ち上がった何かが、別の人に伝わり、また別の人に伝わり、ゆっくりと社会全体を変えていく。
外側から、社会を一気に変える方法は、ない。内側から、ひとりずつ、ゆっくりと変わっていく以外に、本当の変化は起きない。
だから、ひとりひとりが、自分の意識を深めていくことは、自分のためだけではない。世界全体を、少しずつ、よくしていくための、いちばん根本的な営みでもある。
WellGrowが、いま、立ち上がろうとしている理由
では、なぜいま、WellGrowが立ち上がろうとしているのか。
それには、ひとつの理由がある。
テクノロジーが進化し、AIとの対話が、毎日できるようになった。
これは、人類の歴史の中で、はじめての状況である。
これまで、自分の内面に向き合いたい人は、本を読んだり、瞑想したり、カウンセリングを受けたり、というかたちで、自分と向き合ってきた。これらは、それぞれに価値がある。だが、毎日、誰でも、気軽にできる、というわけではなかった。
ところが、AIとの対話が現実になったいま、状況が変わった。
自分の内面に、毎日、丁寧に向き合うための道具を、誰でも持てるようになった。
スマホがあれば、いつでも、自分の意識と対話できる。3分あれば、毎日、自分に問いかける時間が取れる。費用も、時間も、これまでよりずっと小さくなった。
この新しい道具を、よく生きる、という目的のために、使えるようにしたい。
これが、WellGrowが、いま、生まれている理由である。
この思想ページは、完成していない
ここで、もうひとつ、大事なことを書いておきたい。
この思想ページは、完成していない。
思想は、書き終わって完成するものではない。使いながら、対話しながら、ユーザーと一緒に、育てていくもの、である。
ユーザーの声が、思想を深め、プロダクトを変えていく。新しい発見が、思想に書き加えられていく。読み返すたびに、別の角度から、書き直されていく。
WellGrowの思想は、ここからも、変わっていく。
これは、思想ページの「終わり」ではなく、ひとつの「区切り」である。
完成された思想を、上から下に届けるのではない。ユーザーと一緒に、育てていく思想として、WellGrowは生きている。
よく生きるという、ひとつの呼びかけ
最後に、もう一度、いちばん大事なメッセージを、書いておきたい。
ただ生きるのではなく、よく生きる。
これが、思想ページ全体を貫く、ひとつの呼びかけである。
主体的に意思をもって、創造的に生きる。自分の意識を、自分の手で扱う。自分の人生を、自分の手で作っていく。
その営みを、毎日少しずつ、続けていく。
派手なことは、いらない。立派な目標も、いらない。
ただ、毎日、自分に戻ってくる時間を、持つ。そして、ほんの少しでも、自分の意思のほうへ、選び直していく。
これが、よく生きる、ということの、いちばんシンプルなかたちである。
よく生きる
ただ生きるのではなく、よく生きる。
その毎日の積み重ねが、ひとりひとりの人生を作る。その人生の積み重ねが、世界を作る。その世界の積み重ねが、宇宙の中の意識という現象を、豊かにしていく。
ひとりひとりの、いまここでの選び直しが、宇宙にまで繋がっている。
これは、誇張ではない。
ひとりひとりの内面の変化が、世界を変えてきた歴史を、私たちは、すでに何度も見てきた。そして、いまこの瞬間にも、ひとりひとりの内面で起きていることが、これからの世界を、ゆっくりと作っている。
あなたの毎日の選択も、その流れの一部である。